日頃、注意しているものの、


ついつい見誤ってしまうことの1つが『距離感』です。



みなさんは、パートナー、友人、子どもとの距離感は、どのように意識されていますか?


ここでいう距離感というのは、

①物理的

②心理的

の両方の視点があるかと思います。



物理的な距離感は、誰しも自然と測りながら過ごしていますよね。


女性同士は比較的近く、男性同士は若干の距離があったり。



と、目で見える部分はわかりやすくていいのですが、


では、心理的な距離感はどのようにとっているのでしょうか。


そもそも、ベストな距離感とは何なのでしょうか。


私たちは日々、『誰にとってベストな距離感』を意識しているのでしょうか。



ここで1つ寄り道のお話で、「ヤマアラシのジレンマ」というものをご紹介します。


寒くなってくると、ヤマアラシはそれぞれに寄り添いあって、


お互いに温まろうとします。



ところが、ヤマアラシの背中には鋭い針がたくさんあり、


あまりにも距離が近すぎると、お互いに針が当たって痛みが生じてしまい、


では逆に距離を離してみると、今度はお互いの熱を共有できず寒い状態が続いてしまう。


これがヤマアラシのジレンマといわれるものです。



これ、『親と子』や『講師と生徒』の関係にも、ものすごく似ていると思っています。


子のため、生徒のためにと思っていると、かえってそれが相手を傷つける、不本意な結果になってしまったり、


逆に距離を離しすぎてしまうと、何も届かない、残念な結果になってしまったり。



ヤマアラシも、これを繰り返す中で、適切な距離感を少しずつ見つけながら過ごしているのですが、


ついつい私たちは、子育てや指導の中で焦りが生まれ、心理的な距離感をぐいぐい近づけながら、


無意識に、自分の中の思い込みや決めつけを押し付けてしまっていたり。



結果、救いたいはずの大切な存在を追い込んでしまったりするんですよね。


過去、何度も失敗してきたので痛感しています。。。



だからこそ、その距離感や優しさは『誰のため』なのか。


それを見つめなおす時間が、先日行わせていただいた二者面談でもあるのかな、なんて考えたりもしていました。



思いっきり近づいてみて、


そのあと思い切って、今度はその距離を離してみて。




その繰り返しで、きっとお互いのベストが見つかってくるものだと思います。




また明日も、そんなところを意識しながら指導に当たってみます^^


赤塚




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