小さい頃から、どんな言葉を浴びてきたか。
どんな言葉に触れてきたか。
どんな言葉を発してきたか。
語彙が増えるかどうかは、どう育ってきたかに大きく関係すると思いますが、
中学生の指導をしていると、語彙力の偏りを本当によく感じます。
・ハウツー
・各々(おのおの)
・アンダー(スポーツでよく聞く、U-18、のU)
・エイジ(ゴールデンエイジ、アイスエイジ、など)
ほんの少しの例ですが、今の中学生には伝わらず、、、
漫画やアニメで聞くワードでもあることない!?
と思ってしまいますが。
どの科目でも、こちらが当たり前と感じている言葉が、
生徒によっては伝わらないことも多く。
そうなってくると、各単元の解説の前に、まず「言葉を知る」ところから始まるんです。
本来学びたい内容の前に、ワンクッションどころかツーもスリーもクッションが必要で。
語彙があるだけで、学習スピードは倍速になると感じています。
だからこそ、できるだけ塾では「あまり聞かない言葉」や「普段の会話ではあまり使われない表現」もあえて使うようにしています。
「その言葉に出会ったことがある」という状態は、生徒たちの背中を押す大きな力となります。
そういった意味でも、教科書を正しく、一字も漏らさずに読む「音読」は非常に良いトレーニングになります。
親が、大人が、普段からいろんな言葉を投げかけてあげる環境づくりを大切にしていきましょう!