中学生になると、テスト結果に対して順位が決まり、
評価される機会が増えます。
これは学校生活だけではなく、日々の生活の中でも、
そのせいからか私たちは、ことあるごとに、
物事について「無意識に評価する癖」がついていることがほとんどなような気がしています。
・80点はいい点数、頑張った証拠
・50点はイマイチ、ちょっと残念だったね
・優しくて良い子だね
・学年の半分くらいの成績は取っていたいね
・仕事が早い、遅い
・字が綺麗、汚い
私自身もそうなんですが、こういった評価を無意識にしてしまいがちで、そしてまた厄介なのは、
言葉にしなくても、心の中で感じている感覚・感情は相手に伝わってしまう、ということ。
こんな感じに。笑
言葉では「バカヤロー」なんて言っていますが、
動きや表情を見ていると、怒っているどころかむしろ喜んでる!?ように見えますね。笑
こういったシーンはアニメ特有かもしれませんが、
逆のシーンだとよくあるシーンかもしれません。
言葉では褒めたり承認しているものの、顔はそう言っていない。
無意識にジャッジ(評価)していることが、無意識に表情や言動に表れて、
特に子どもたちは、大人のそんな変化をよく見抜いています。
だからこそ、塾の中で接する時は、
「何を言うか」と同じくらい、いやそれ以上に、
「どんな心の状態で言うか」をものすごく大切にしています。
日々、何気なく、無意識に子どもを評価しているとしたら、
そもそも私たちは、何を基準に子どもを評価しているのでしょうか。
その評価の基準は例えば、子どもの「テストの点数そのもの」ではなく、
その点数に対して、私たち大人が「どう感じているか」という側面がとても大きいような気がしています。
つまり、私たち大人のそのときの感覚や感情によって、子どもを「褒められるとき」と「褒められないとき」があったりするかもしれません。
・何か運の悪いことがあったとき
・誰かと喧嘩してしまったとき
・仕事がうまくいっていないとき
・睡眠不足なとき
・お腹が空いているとき
こんな状態のときは、大人だって判断を誤ったり、言いたくないことをつい言ってしまったりしてしまうものです。
だからこそ、子どもと接するとき、今自分がどんな状態なのかを見極める習慣があると、
子どもへの伝え方、そして伝わり方は変わってくるような気がします。
そんな「何かを伝えるタイミング」が意識できるようになると、
子どものやる気や成績も、より良い方向へ変化していきやすそうですね。
そんなことを考えながら、今日も精いっぱい指導させていただきます^^