自分の指導力の至らなさを告白するような内容ですが、思うがままに書かせてください。
各学年には、さまざまなキャラクターの生徒たちが集まっています。
そして、自然と、各学年ごとに空気感が違い、毎日接していると、その空気感の違いを肌で感じるのは職業病みたいなもので。
1年生は穏やか時々ワイワイ
2年生はうるさいくらいに元気
3年生は無、ときどき闇・疲
なんですよね。
今年の三年生は、体力的に、日々大変そうな生徒の割合が多く、あまりおしゃべりな子もいないので、
基本的には静かな空気感を漂わせています。
ただ、他学年と比べ、授業になったときのスイッチの入りが異常に遅いにも、この学年の特徴の1つ。
昨日は、生徒の多くが疲れ気味で、「闇」の空気感を漂わせていました。
日々、学校や宿題や塾に忙しく、体を休めるタイミングが少ないのは事実かなと思います。
以前、生徒たちにこんな話をしたことがあります。
「目標を達成するために必要な、大切な考え方がある。それは、
「無傷でいるな。でも致命傷は負うな」
これは、無傷でいて、何もリスクを犯さない状況では、結局何も得られぬまま終わってしまうこと。
逆に、致命傷を負ってしまうほどのチャレンジをしてしまうと、立ち直れなくなってしまい、その先に進むことが困難になってしまう。
だから、物事には「適正なリスクを負う」ということが重要。
今、学校や塾や家のことで忙しく、塾に来てもぼーっとして、ついには寝てしまうような子は、塾に来るべきではない。休むべき。
リスクを負い過ぎている可能性があるからね。」
塾は、ただ来ればいいという場所ではありません。
甘えている子をなんとか矯正する場所ではありません。
頑張っている子を応援する場所です。
普段、あなたのお子さんは何時に寝ているかご存知ですか?
部屋で、ずっとスマホを触りながら、寝るのはいつも1時過ぎであることをご存知ですか?
親に隠れて、深夜までオンラインゲームをこっそり楽しんでいることをご存知ですか?
眠い眠いと言いながら、何一つ変える努力もせず、ただなんとなく、時が解決してくれるのを待っていることをご存知ですか?
親にも言えない悩みを抱え、むしろ、その悩みの根本は親であるお母さん・お父さんであることをご存知ですか?
人が話しているのに、そそくさとどこかへ行ってしまうような、「怖れ」で心がいっぱいであることをご存知ですか?
なんとなくですが、こういった子は、人と、「目で会話する」という経験が乏しいような気がしています。
そして、自分のしていることが、周りにどういう影響を与えているのか、という感覚が鈍い子です。
それを正すのも、私たちまなびカレッジの使命であり、そしてそれは、各ご家庭の親御様と一緒に、
手を取り合って歩んでいきたい部分です。
僕は、小中学生、いや高校生も大学生も、そして社会人になってからも今も、
どうしても、人の目を気にしながら行動してしまうところがあります。
小さい頃、とある先生に言われた一言が強烈に心に刺さり、当時はコンプレックスになってしまうほどにショックを受けてしまいました。
自分のしていることは、人を傷つけているのではないか。
自分は、誰かの迷惑になる存在なのではないか。
きっと、誰も自分のことなんか認めてくれてないんだ。
そんな気持ちになることもあり、とにかく自分に自信のない子どもでした。
気づけば、自分の行動の基準は「誰かの迷惑になっていないかどうか」になっており、
自分の思っていることを素直に表現できないことも多々ありました。
中学生という存在は、「子どもでもあり大人でもある」、とても多感で、繊細な年代です。
「しなければいけないこと」だらけで、自由も大してなく、かといって自分一人で生きていくことができないので、
どうしても家族を中心とする大人の力を借りなければ生きていけません。
子どもたちの心には、必ず様々な葛藤があります。
それを表に出すことのできない子もいます。
打ち明けられないような悩みを抱えている子もたくさんいます。
学習塾という場所は、基本的には中学3年間を終えたら、その後会わなくなる生徒がほとんどです。
だからこそ、関わることのできる期間は長くて3年、短い子で1年ほど。
出会った瞬間から、同時に別れの瞬間も決まっているのが学習塾という場所。
関わることのできる期間が決まっています。
限りある期間の中で、勉強面でも、精神的にも、様々な場面でサポートしていきたいと思っています。
その中で、過去の僕のように、子どもがコンプレックスを抱えてしまうほど「叱る」瞬間も出てくることがあると思います。
そのときはもちろん、本人とも、保護者の方にもお話をさせていただきますが、
生徒の未来を本気で信じているからこそ、こちらも本気でぶつかります。
大人が、子どもと、「目」で会話することを大切にし、
子どもたちがしんどい時に、どれだけ見守ることができるかどうか。
これが、親や大人の使命であり役割だと思っています。
これまで以上に、お子さまに対して「本気でぶつかる」ことを大切にしていきます。
その際は、31歳の若輩者にぜひ、お力添え頂けますと幸いです。
まとまりのない文章になってしまいましたが、今後ともどうぞ宜しくお願い致します。
赤塚