現在まなびカレッジでは、
塾内でスマホを使用できる場所を制限しています。

写真下の白いケースに、生徒が来たら保管するようにしています。
大切なのは、「スマホと本人との距離を離すこと」なので、こういった形にしています。
また、休憩中は、このスペースと踊り場のみで使用できる状況なので、
こうやって人口密度が自然と高くなってしまう点は、活気が生まれる利点がありながらも、
人との距離が近くなってしまう難点も抱えてしまっているので、今後変更の余地ありですね^^;
こういった形で、スマホ使用に関しては塾にて工夫をしつつ、
この1ヶ月ほどでかなり改善されてきているように感じています。
そして次の試みとして、ブログタイトルにもあります「睡眠」。
ここを、ぜひご家庭の皆様との協力しながら、より良くしていきたいと考えています。
僕は過去、20〜24歳頃まで、睡眠科に足を運ぶほど悩んだ経験があります。
当時、23〜24時にベッドに入るようにしていて、寝つきはすごくいいんです。
なんの問題もなく寝られます。
ただ、1〜2時間もすると、必ず目が覚めてしまう。
「中途覚醒」というやつですね。
ただ目が覚めるだけならまだいいのですが、
一度体を起こし、リビングへ行き、飲み物を飲んだりと体を動かさないと、どうしてもその後寝られないんです。
そうしてベッドに入ってから起床するまでの8時間の間に、4〜5回、目を覚ましてはリビングへ行き〜、を繰り返していると、
寝られた感覚はせいぜい3〜4時間ほどで、キテレツ大百科の「スイミン不足」の曲が聞こえてきそうなほどです^^;

なんて、今でこそこうやって話せますが、当時は本当に悩んでいました。
社会人になり、仕事のストレスも相まって、睡眠の質はどんどん下がり、ついには
つい15分前に応対したお客様の顔も、話の内容も、自分がどんな話をしたのかも覚えていない
そういった状況に陥ってしまいました。
お客様にも、スタッフさんにも迷惑をかける日々で、次第に精神的にも苦しくなってしまったことをきっかけに、
心療内科にも通院したこともありました。(睡眠導入剤の効き目は本当にすごかったです。笑)
ただ、心療内科に通ったこと、そしてその後、睡眠科で泊りがけの検査を受けたことを通じて、
ちゃんと、お医者さんの意見を聞いた時にわかったことがあります。
それは、
生活習慣の乱れが、自律神経の乱れを引き起こす
ということ。
今思えば、至極当たり前のことなんですが、
仕事の中でストレスを常に感じる環境にいる
↓
毎日シフト制の生活だったので、朝7時に起きる日もあれば、11時に起きる日もあり、生活リズムもバラバラ
↓
さらに、仕事が終わって22時以降に帰宅しつつ翌日が休みの日は、日々のストレス解消のためにオンラインゲームにハマり、寝るのはいつも深夜3時
↓
翌日以降、生活リズムも崩れ、だんだんと何かをする気力もなくなり、また仕事へ行くループへ、、、
睡眠科で検査結果を伺うために病院へ行ったのですが、
・仕事を17時に終えたこと
・19時までに、夕食をすませてから来ること
・部屋では自由に過ごしていいが、wifiもないのでオンラインゲームはできない環境
・部屋にあるのはベッドとTVのみ
そういった状況で、頭にいろんな電極を取り付け、23時〜6時までの脳波を調べてもらう検査の結果だったのですが、
「(赤塚さん、あなたは一体何をしにきたんですか?)」
と、言葉にこそ出していませんでしたが、
明らかにその先生の表情から、僕はその言葉を読み取ることできるくらい、
何っの異常も見られなかったそうです。笑
その時僕は思ったんです。
9時に出社して、17時に仕事が終わって、19時までにご飯を食べられて、
大してスマホもパソコンも触らない夜の時間を過ごすことができれば、
そりゃ寝れるよ!!
と。笑
つまり、体質とかそういうことが根本的な原因ではなく、「生活習慣」が全ての根源だったと。
思い返せば、20歳の頃からフットサルを始め、
練習はいつも夜中の0〜2時でした、、、笑
そんなこんなで、生活習慣を正すために日々、スマホの使い方も仕事のシフトも上司へ相談しながら進めた結果、
今では睡眠の質で悩むことはほぼなくなり、元気に生徒たちとの時間を充実したものにできています。
前置きがかなり長くなってしまい大変恐縮ですが、
睡眠の質が落ちることで、どんな影響が出るのかを僕はわかっているつもりです。
生徒の勉強のベースとなる「学校の授業」を、睡眠不足や生活習慣の乱れなくしっかりと受けてほしい。
それができていなければ、たとえどれだけ塾での勉強だけを頑張っても絶対に結果にはつながりません。
今いる生徒たちが、それを実際に証明しています。
だからこそ、この睡眠習慣の部分をなんとしても改善させたい。
「まなびカレッジに通ってから、ウチの子の生活習慣が自然と改善された。」
「学校の授業態度も良くなってきたと、担任の先生から言われることが増えた。」
「勉強の内容がわかるようになったと、子どもがイキイキするようになってきた。」
そういった変化につなげたい。
その部分は、塾だけでは限界があります。
ご家庭の協力がどうしても不可欠です。
22時に塾の授業が終わり、帰宅するのは遅くても22時30分。
そこから夕食を取ることはないでしょうから、帰宅後そのまますぐお風呂に入れば23時には出られるでしょう。
その後翌日の学校の準備等があっても、23時30分〜24時までに就寝することは可能ですし、
実際、中3生のとある子に聞いたところ、
「普段は23時過ぎに寝ています。」
という子もいました。
もちろん、各ご家庭によってさまざまな状況があるかと思いますので、全ご家庭がこの習慣付けができるかと言われたら難しいのかもしれません。
ただ、この習慣づけにはお金が1円もかかりません。
日々の子育て、お仕事、ご家庭の中での家事育児が日々大変であることは重々承知なのですが、
この睡眠の部分だけは、塾で大切なお子様をお預かりしている以上譲れない部分でもあります。
そして、この習慣づけをご家庭に投げつけるだけで終えたくもありません。
塾では意識づけ、ご家庭では食事や睡眠、スマホ使用のルール決めなど、
ご一緒にぜひ進めていきたいと考えています。
今、僕にできることは、睡眠の重要性を僕なりに訴えるくらいしかできないのですが、
より楽に、そして塾での指導がより効果的になるよう、
引き続き全力でサポートさせていただく所存です^^
どうぞ、宜しくお願い致します!