昨日、中3生に聞いてみたことがあります。
「今、勉強を頑張りたい!って思ってる子、どれだけいる?」
と聞いたときに、手を挙げる生徒とそうでない生徒がいたんですよね。
そうだろうな、と思いながら聞いたのですが、中には、
「頑張りたいんですけど、日々しんどくて頑張れないんです。」
そんな声もありました。
そんな中3生に、こんな話をしました。
「先生は、この仕事が大好きでやってる。
でも、そんな先生でも、やりたくないことやどうしても頑張れない、って気持ちになりそうな時がある。
みんなが今、どんな気持ちで勉強しているかはそれぞれだと思うけど、
「志望校のために、勉強頑張りたい!!!」
そう思えない子も実際いると思うんだよね。
でも、先生はよく考えるのよ。
あと数ヶ月後、君たちは卒業式を経て、それぞれの中学校を後にすると思う。
そのとき、
・第一志望の高校に合格し、期待に胸膨らませた気持ちでいる子
そんな子もいれば、
・第一志望には合格できず、悶々とした気持ちで学校を後にする子
もいると思う。
そうしてみんなが卒業式を迎えるとき、
「もうダメだ。 どうせ自分はできないんだ。」
なんて気持ちで卒業式を迎えてほしくない。
先生は、そんな未来は絶対嫌なんだよね。
「誰の力になることもできなかった」
そんな気持ちで来年の春を迎えるのは絶対嫌なんだよ。
だから先生は今、「めんどうだな」って思うことがあったとしても、
来年の春のことを想像して、「その未来は絶対嫌だ。」って気持ちで物事に通り組むようにしてる。
明るい未来のために頑張るというよりは、最悪な未来にしたくないからやってる。
「嫌」という気持ちを上手に扱えるようになると、自然と人の意識も行動も変わるんだよ。
さて、みんなは来年の3月、「全く興味もなく、行きたいとも思っていない高校への進学が決まった未来」がいいのかい?
周りの友達がみーーーんな第一志望に合格して、自分だけが大して興味のない高校へ行くことになってもいい?
どう感じるのか、どう決めるのかは君たち次第だよ。
ただね、先生は嫌だよ?
だから今日という1日を日々頑張ってる。
みんなも、理想の未来・絶対に味わいたくない未来があるよね?
自分だけが喜べない未来を今、想像できたよね?
そこまで想像して、味わいたくない未来を考えられた君たちは今、2時間目に取り組もうとしている。
さて、何に、どんな意識で、どうやって取り組む?
「嫌」という気持ちを思いっきり勉強に繋げよう。
そんな話をしました。
「やりたい!」から頑張るんじゃない。
「こんな未来は嫌だ!」をリアルに想像できる人が、最もパワーを発揮することを僕は知っています。
生徒にもぜひ、そんなパワーをまだまだ発揮してもらいたいですね^^