こんにちは、赤塚です。
いきなりですが、皆さんには、経験があるでしょうか。
・ある日突然、ボールが打てるようになった
・ある日突然、記録が伸びるようになった
・ある日突然、英語がわかるようになった
・ある日突然、出なかった高い声が出るようになった
・ある日突然、スポーツで、身体が思ったとおりに動くようになった
などなど、、、
物事の成長は、下の2枚のグラフに表されるような変化だと言われています。
この2つのグラフの共通点は、
『はじめは、時間をかけても変化があまりないこと』です。
これは、大人の方であれば、よく理解していることだと思います。
塾で生徒たちに聞いても、「あー、わかる!!スポーツで経験したことある!!」
なんて意見をくれた生徒もたくさんいました。
とはいえ、頭で理解していても、結果が出ないもどかしさは必ず感じてしまうんですが、、(^^;
さて、この2つのグラフでは、
時間の経過とともに、習熟度が増す(成長する・できるようになる)変化がありますが、
これって、本当にそうでしょうか。
勉強でも、机に向かってダラダラやっている10時間では、
本当に学力が身につくのか、と考えてみると、そうではないことは容易にわかる思います。
とすると、時間だけをかけているだけでは変化はない、ということになります。
では、どのように時間を過ごすことが、習熟・成長・変化につながるのでしょうか。
その重要な視点の1つは、
『いかに、考え抜いているかどうか』
これが、特に勉強において、非常に重要な視点だと感じています。
「これって、何でこの答えになるんだろう?」
「先生が言った言葉、どんな意味なんだろう?」
「こっちとあっちでは、なんで違う結果になるんだろう?
何気ない疑問、好奇心、関心から生まれる問いをもって、
科目や問題に対して、考え続けているかどうか、
これが非常に大切なプロセスです。
あーでもない、こーでもない、
そうやって真剣に考えているのにわからない。
そんな時間こそが価値ある時間で、
答えが出ないから×、ではなく、
だからこそ意味のある時間なんです。
そうして考え続けていると、ふと、急に、
ある日突然、わかるようになるんです。
「あれ、これってこういうことじゃないの?」
「今まで、何分もかかって思い出せたものが、
急にスッと出てくるようになった」
「考える前に、自然と身体が動くようになった」
そんな経験、きっと一度はある方も多いのではないでしょうか。
特に中学生は、自分一人で考え抜く、考え続けることは容易ではありません。
学校の授業でも、それを6時間意識し続けることも難しいと思います。
だからこそ、双方向のコミュニケーションの多い塾という存在を大いに活用していただきたいです。
わからなくてもいいから、答えが出なくてもいいから、
なにより考え続けること。
これをぜひ、大切にしてみてください。
そしてご家庭では、お子様の抱えている悩みについても、
一緒に考えてみてください。
答えを出さず、良い・悪いと評価せず、ただただ、一緒に考えてみる。
そんな時間が、きっと親子の信頼関係につながると思います^^
今日は、この辺で♪